・エリザベス女王の声明をきちんと理解したい
・カミラ夫人に対するコメントが話題だけど、どうして?
・イギリス国民の反応は?
といったことがわかる記事になっています。
2022年2月6日は、前王ジョージ6世が亡くなりエリザベス女王に王位が継承されて70周年です。
正式にプラチナジュピリーを迎えるにあたって、エリザベス女王が声明を発表しました。
今後の考え方や今までのことを振り返られています。
しかし、私も予想外だったカミラ夫人に関する文章があり、イギリス国内で物議をかもしています。。。
物議を生んでいる部分も含め、この声明を理解するうえで必要な情報も併せて紹介します。
では、レッツ解説!
エリザベス女王の声明内容
日本語訳
✍️ On the eve of the 70th anniversary of her Accession to the throne, The Queen has written a message thanking the public and her family for their support, and looking forward to #PlatinumJubilee celebrations over the coming year. #HM70 pic.twitter.com/U6JfzeZMLn
— The Royal Family (@RoyalFamily) February 5, 2022
声明のポイント
即位して70周年を迎える2月6日
1952年2月6日にエリザベス女王2世(Her Majesty the Queen Elizabeth II)として即位しました。
前王であるジョージ6世が、56歳という若さで亡くなってしまったためです。
もともと、病弱だったジョージ6世の代わりにケニア訪問している際に、エリザベス女王はお父様の訃報を聞くことになります。当時25歳でした。
エリザベス女王にとって印象的な日だったのでしょう。
1947年の誓い
これは、エリザベス女王にとってはじめての海外公式訪問となったアフリカ外遊の際に行ったラジオ演説のことを指しています。
この際は前王夫妻とともに、アフリカを公式訪問していました。
公式訪問中にエリザベス女王は誕生日を迎えたため、ラジオ演説を現地で行い、以下の言葉を残しています。
「私の全生涯を、あなた方と、我々の全てが属する国家に捧げる決意であることを宣言する」
当時21歳のエリザベス女王が、今後君主となる運命に覚悟を決め、発言した言葉なのだと思います。
この言葉を今後も守りつつけるという意味を込めて、声明でも触れています。
昨年亡くなってしまったフィリップ殿下
昨年亡くなってしまったフィリップ殿下についても触れています。
フィリップ殿下は若くして、女王になったエリザベス女王を支えるために公務に積極的に参加しています。
実際、フィリップ殿下は海軍でのキャリアをあきらめて王室での活動を優先していたといわれています。
実は、エリザベス女王とフィリップ殿下は恋愛結婚で仲良し夫婦でした。
公私ともに支えてくれた夫であるフィリップ殿下に感謝の意を示したかったのだと思います。
カミラ夫人が王妃になることを望む
この言葉を、このタイミングで出すことに私はびっくりしました。
カミラ夫人の立場というのは、やはり難しい問題だからです。
チャールズ皇太子とカミラ夫人の不倫問題
チャールズ皇太子は、知られている通りダイアナ妃と結婚していましたがカミラ夫人との不倫で結婚生活が破綻、ダイアナ妃と離婚します。
大人気のダイアナ妃が当時赤裸々に、不倫のことも発言されており「当初から3人の結婚生活だった」というインパクトの強いコメントを残しています。
また、当時メディアにチャールズ皇太子とカミラ夫人のかなりディープな内容の録音が漏れるという大事件もありました…カミラゲートと呼ばれる事件です。
離婚後、ダイアナ妃が不慮の事故で亡くなっしまい、よりカミラ夫人の立場が難しいものとなりました。
正直な話、この件でチャールズ皇太子とカミラ夫人の評判はガタ落ち。王位継承では、チャールズ皇太子をスキップし、ウイリアム王子を王にしろという世論、「スキップチャールズ」と呼ばれるものもあるほどです。
2005年に、チャールズ皇太子と結婚したことで得られる「プリンス・オブ・ウェールズ」という称号は辞退しています。ダイアナ妃が持っていた称号であり、国民感情に配慮したという背景があります。
実際、チャールズ皇太子が王位についても、カミラ夫人には王妃(Queen Consort)は渡さないのではないかと思っていました。
国民の反応は厳しそう
私はこの表明が出されて、「思ったよりカミラ夫人に対するイギリス国民のイメージは回復してきているのか?!」と思いました。
実際、君主をサポートする人というのは絶対に必要だと思いますし、スムーズにいくならそれがいいよねというのが私が思う意見です。
ですが、Twitterのイギリス国民の意見を見る限り難しそうです。
If Camillia, becomes any sort of Queen! Then it’s all over for the Royal family !! Deep down people have never forgiven her for Diana! And her being called Queen will bring all those feelings to the surface! Charles would be better letting William king
— RiverRyan (@RiverRyan11) February 6, 2022
カミラが女王になる!そんなことになったら、イギリス王室の終わりです!
国民はダイアナ妃のことを心の底から忘れることなんてできません!
カミラが女王になったらこの感情は表に出されることになります!
チャールズ皇太子はウイリアム王子に王位を任せたほうがいいです!
結構厳しいコメントだと思います…。
ダイアナ妃はおそらくイギリス王室の人物で、上位に入り込む人気を今でも持っています。
なかなか、国民感情としては厳しいのかなと思います。
ですが、カミラ夫人が王妃になることを受け入れようというコメントもありました。
上記のカミラ夫人王妃反対派反対コメントに対して寄せられたコメントになります
Disagree! Time heals and much time has passed. Anyone who understands true love will understand Camilla did nothing wrong. It is just unfortunate Charles no longer wanted Diana. We move forward for the sake of peace harmony unity but lest we forget!
— Caiahns dad (@TommyLeeOscar) February 6, 2022
同意できません! 時間は癒してくれるし、多くの時間が経過しています。
本当の愛を理解している人なら誰でもカミラが何も悪いことをしなかったことを理解するでしょう。 ただ、チャールズがダイアナとの関係は残念なことです。
私たちは、平和と調和と団結のために前進しますが、忘れてはいけません!
日本語訳は意訳もいれていますが、おそらくこんな感じ。
まぁ、時間たってるし許してやろうよ…的な意見かなと思います。
イギリス国民としても2分される大きな問題なんだと実感…。
どうなるのか見守るしかないなと思いますが、プラチナジュピリーのお祝いの雰囲気に影が陰らないことを祈るばかりです。
お祝いを楽しいほしい
いろいろとありましたが…コロナを乗り越えてぜひ皆さんこのお祝いを楽しんでほしいというコメントがありました。
その通りで様々な問題がありますが、世紀の大イベントである女王即位70周年を楽しまないともったいない!
日本にいる私ですが、しっかり楽しませていただきます。
まとめ
カミラ夫人のことにもふれた今回の声明。
チャールズ皇太子に王位を渡すなという意見もありますが、彼が王子としていままでイギリスに貢献してきていることは事実です。
イギリス文化を守ることに関しては、チャールズ皇太子の貢献が素晴らしいと感じることも多々あります。
そういった面をエリザベス女王は認めているのではないかと思います。
エリザベス女王が望むように、王位が引き継がれ長くイギリス王室が繁栄していくことを祈っていくばかりです!
またね~♥
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