イギリス王室の歴史は長く、その中で多くのティアラが作成され引き継がれています。
もちろん、美しいティアラは現在のイギリス王室のロイヤルメンバーが使用しています。
主に使用されているティアラの中でおすすめのティアラ6つについて徹底解説していきます!
ぜひ、ご覧になっていてくださいね!
楽しんでいってね~♪
イギリス王室のティアラ
The Diamond Diadem
国章がモチーフになっているティアラ
1820年にジョージ4世の戴冠式のために、作成されたティアラになります。
イングランドの「薔薇」、スコットランドの「アザミ」、北アイルランドの「シャムロック(クローバー)」の3つの国章をモチーフにしているティアラ(王冠)です。
大小含め1333個のダイヤモンドが使用されていて、すんごぉぉぉ~く豪華なティアラです。
今でも王室グッズで「薔薇」「アザミ」「シャムロック(クローバー)」「水仙(ウェールズの国章)」はよく使用されていることが多いです!探してみてね!
鬼高かったらしく8000£程(現在の円に換算すると約1.6億円)お支払いをしたらしいです。ですが、その後もダイヤモンドの貸し出し料?みたいなものでちょこちょこ支払っていたようで恐ろしい金額がかかっているティアラです。
ちなみに、そのダイヤモンドの貸し出し料はもう払っていないようで、なぁなぁで支払いが終わったそうです(その適当さが私は好きだ笑)。
エリザベス女王が着用しているティアラ
「あ!このティアラ見たことある!」という方いらっしゃるのではないでしょうか?
それもそのはず!エリザベス女王がよく着用しているティアラだからです。
エリザベス女王は戴冠式で着用されて以来、毎年議会が開会する際にこちらのティアラを使用しています。
ちなみに、イギリスの切手に描かれているエリザベス女王が着用しているティアラもこのThe Diamond Diademです。
ヴィクトリア女王などの歴代の女王も着用
実はこのティアラは、1820年に作成されてから歴代の女王(王の配偶者も)の皆様が全員着用しているティアラです。ジョージ4世の妻であるアデレート女王が着用して以来、女王が着用する伝統が生まれたためです。
かの有名なヴィクトリア女王の肖像画にも描かれていて、格式の高いティアラであることがわかります。
きっとこの先、女王になるであろうキャサリン妃もいつか着用するかもしれませんね!
Queen Alexandra’s Kokoshnik Tiara
ロシアの伝統的な頭飾り「ココシュニック」をモチーフにしたティアラ
こちらのティアラですが、1888年にアレクサンドラ女王に結婚25周年を記念して貴族の御婦人方から送られたティアラになります。
ロシアの伝統的な頭飾りの「ココシュニック(kokoshnik)」をモチーフとしています。というのも、作られた1800年代後半のヨーロッパでこのココシニクモチーフデザインが流行していたためです。
ちなみにココシュニックはこういった頭飾りのことです。「なんか見たことある!」という方も多いと思います。
私はよく、ゲームのヒール役(回復要因)のキャラクターが良くかぶってるなとか思いました笑
ちなみに、今回紹介しているティアラ以外にも多くのココシュニックモチーフのティアラは作成されています。基本デザインは、図のようなデザインでよく見かけるなと個人的には思います。
外交の場でエリザベス女王が着用
このティアラも個人的感覚ではありますが、よくエリザベス女王が着用されているイメージがあります。シンプルなデザインであるからこそ、素晴らしいダイヤモンドが光る一品だからこそ華やかな印象を与えてくれるなと思います。
Queen Mary’s Fringe Tiara
ネックレスにもなるティアラ
ヴィクトリア女王がメアリー王女の結婚式を記念して送ったティアラになります。購入したネックレスやティアラからダイヤモンドを取り出して作成したそう。
ちなみにこのティアラもQueen Alexandra’s Kokoshnik Tiaraと同様で、ココシュニックをモチーフにしています。
このティアラの特徴としては、ネックレスとしても使用できるというところかなと思います。ちなみに、Queen Alexandra’s Kokoshnik Tiaraもネックレスとして使用できたりします!
あまり、ネックレスとして使用しているところを拝見したことはありませんが、2wayタイプになるのは面白いですよね!
エリザベス女王がフィリップ殿下との結婚式で着用
エリザベス女王の母から借りる形で、エリザベス女王はフィリップ殿下との結婚式の際にこのQueen Mary’s Fringe Tiaraを着用しました!
ですが、結婚式の直前にエリザベス女王が落としてしまい、壊れてしまったティアラを宝石職人が急ピッチで修理したというおちゃめな話が残っています。その影響で、エリザベス女王の結婚式の写真をよく見るとティアラは少し左右非対称になってしまっています。そんなところも面白ポイントですかね!
また、即位60周年を記念するダイヤモンドジュビリーの際に発表されたポートレートでも、このティアラを着用されていてエリザベス女王にとって印象深いティアラなのかなと思います。
王室メンバーの結婚式でも着用
エリザベス女王が結婚式の際に着用したこともあるのか、エリザベス女王の娘であるアン王女や孫のベアトリス王女が自身の結婚式でも着用されています。
縁起のいいティアラだなぁ~と個人的には思っています。
Queen Mary’s Lover’s Knot Tiara
※こちらだけ公式のサイトで写真が見つからないので、メアリー王妃がこのティアラを着用している写真が確認できる写真のリンクにしています。
モチーフになったティアラがある
こちらのティアラは、エリザベス女王の祖母にあたるメアリー王妃が作られたティアラです。こちら、メアリー王妃の祖母オーガスタが持っていたティアラを真似て、作られらそうです。作るために、いくつかのジュエリーから、真珠やダイヤモンドをいただいたりしたそう。
ちなみに、私個人の意見ですが本家よりこちらの方が可愛いです笑
ティアラの名前が「Lover’s Knot Tiara」、直訳すると「恋人の結び目のティアラ」となります。
ドロップ真珠の上の部分がハートを結んだようなデザインであることからそう呼ばれるみたい。なんか素敵な名前ですよね。
ダイアナ妃からキャサリン妃へ
こちら、ダイアナ妃がよく着用していました。そのため、大変注目され人気になっていったティアラになります。
ダイアナ妃がチャールズ皇太子と離婚した際に、このティアラはエリザベス女王へ返還されます。その後、ダイアナ妃が亡くなってからはしばらく使用されていませんでした。
しかし、2016年にキャサリン妃がこのティアラを着用したことでまた注目を集めました。
ダイアナ妃からキャサリン妃へこのティアラが引き継がれたのかな~と考え深くしみじみしてしまうのがオタク心ですかね笑
ドロップ真珠の形が面白い
このティアラの高画質写真や実物を見かける際があれば、ぜひチェックしていただきたい部分があります!真ん中のドロップ真珠の左隣の真珠です。
おそらく天然の真珠を使用しているため、ドロップ真珠の形が少しづつ違います。そんな中、左隣のドロップ真珠はナスみたいな形をしていて面白いんです笑
そのほかのドロップ真珠も個性があって面白いので、ぜひチェックしてみてください!
ちなみに、お土産店でこのティアラのレプリカが1万円ぐらいで売っていたんですよね!後で買おうと思ったらその後買えず…絶対次は即買いするっ!!(ちなみにどこで見かけたかも忘れた…)
The Vladimir Tiara
ロシアからやってきたティアラ
The Vladimir Tiaraは、ロシア大公妃エレナ・ウラジーミロブナから1921年にメアリー王妃(エリザベス女王の祖母)が購入したティアラです。もともとは結婚祝いで作成された豪華なティアラ。
メアリー王妃が購入するのもわかる気がします!
3wayなティアラ
こちらのティアラ実は、3wayなんです…それも豪華な3wayで、、、
- ドロップ真珠を付けた姿
- ドロップのエメラルドを付けた姿
- フレームだけの姿
といううっとりするような姿に、変身することが出来ます!
もともとおばあちゃんであるメアリー王妃からエリザベス女王が引き継いだこともあり、よく着用されている姿を見かけます。
そのタイプで着用されているのか予想しながらチェックするのも楽しんでほしいポイントです!
3wayの仕組み
ちまみに、ドロップの真珠とエメラルドはひとつひとつがピアスみたいになっていて、ひっかけることが出来るようになっています。
もともとは、ドロップ真珠だけのティアラだったのですが、メアリー王妃が購入された際にカスタムされてエメラルドがつけられるようになったそうです。
ちなみに、前に英国王室関連のInstagramのストーリーでこのティアラのメンテナンスを見たことがあるのですが、なんとドロップ真珠とエメラルドがひとつづつ小さな袋に保管されているんです!
オタク心がくすぐられる映像で、記憶に鮮明に残っています。
Instagramのストーリーだったのでもう見れないのですが、見かけたときはぜひ注目してみてくださいね!
Queen Elizabeth’s Haro Tiara
貴重なダイヤモンドがたくさん使用されたティアラ
739個のブリリアントカットダイヤモンドと149個のバゲットダイヤモンドが使用されているあの有名なカルティエが作成したティアラです。
ちなみに、ブリリアントとバケットというのはダイヤモンドのカット方法の違いです。
ブリリアントは特に、難しいかっとらしく限られた洗練された職人しかカットが出来ないそう…。
エリザベス女王の母、クイーンマザーエリザベスのティアラ
エリザベス女王の母、クイーンマザーと呼ばれるエリザベス妃がジョージ6世から送られたティアラがこのHaro Tiaraです。
1930年代の後半、ジョージ6世が戴冠した後は肖像画にこのティアラが選ばれるなどエリザベス妃が気に入って使用していたティアラだったようです。
王室メンバーの結婚式によく使用
このHaro Tiaraですが、エリザベス女王の妹のマーガレット王女、エリザベス女王の娘のアン王女が結婚式の際に着用していたことで有名です。
所有しているのはエリザベス女王だそうですが、快く貸し出しているみたいです!
最近だと、ウイリアム王子と結婚したキャサリン妃が結婚式で着用されていて、印象深いかなと思います。
シンプルではありますが、それぞれの宝石の美しさが際立つ素晴らしいデザインだと思います!
時たま、展覧会があったりすると公開されることもあるのでぜひ見に行ってくださいね!
まとめ
今回は王室のティアラでも私が大好きなティアラ6個紹介させていただきました!
ですが、まだまだイギリス王室をはじめ世界中に素晴らしいティアラがあります。
もし、評判が良ければ他のティアラも紹介して憩おうと思うのでぜひコメントくださいませ!
あと、関係ないですが、この記事のイラストは全部自分で書きました笑
気になったティアラがあれば、Royal Collection TrustのHPで素晴らしい写真を見ることが出来るのでぜひ見てみてくださいね!
ではまた!
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